私のオススメSF小説、『BEATLESS』の紹介
皆さん、こんにちは。 今回は私がオススメしたいSF小説『BEATLESS』について紹介したいと思います。 物語の舞台は2100年代、人類がアンドロイド(人型ロボット)と共存した世界の人とロボット(モノ)の関係を描いたお話です。 作者は長谷敏司先生で、今回ご紹介していただく『BEATLESS』以外にも数多くのSF小説を手がけてきました。 話の内容はネタバレになるのである程度伏せますが、主人公である遠 […]
皆さん、こんにちは。 今回は私がオススメしたいSF小説『BEATLESS』について紹介したいと思います。 物語の舞台は2100年代、人類がアンドロイド(人型ロボット)と共存した世界の人とロボット(モノ)の関係を描いたお話です。 作者は長谷敏司先生で、今回ご紹介していただく『BEATLESS』以外にも数多くのSF小説を手がけてきました。 話の内容はネタバレになるのである程度伏せますが、主人公である遠 […]
「追いかけてみます、駄目だったら付いていきます」 そう少女は言った。 宮本凛香(本名)は華野(はなの)歌劇団に入ることを決意した。 憧れのミモザ組・男役トップスターである二宮春樹(芸名)に憧れているのだ。 華野歌劇団に入団するには華野音楽学校に入るしかない。 凛香は受験を決意した。 凛香は必死になってレッスンに集中した。 そして、運命の入学試験の日。 晴天でミモザの花が満開になっていた。 「綺麗… […]
11/3(水) ミエちゃんとの昨日の呑みは楽しさよりもドッと疲れてしまった。 マリッジブルーの女子を相手にするのはこんなにもキツイとは思っていなかったあたり、俺はしばらく婚期が来なさそうだ。 すっかり冷え込んだ朝の空気と清々しい青空を見たらどこかそんな思いもスッキリと消えていた。 今日は本当にいい天気で葉っぱも赤く色づいている。 四季を感じながら通勤出来るのはとても幸せなことだと思いながら駅まで向 […]
11/2(火) 今日は一段と冷え込むので早めのマフラーの出番が来た。 スマホで天気を調べる。 今の気温はなんと1℃だそうな。 今年一の寒さですなんてテレビで言ってたっけな。 にしても今年の寒暖差は激しすぎる。 会社に着くとミエちゃんが席にやってきて、 「小野田さん今日呑みに行きませんか?」 と言ってきたので、何か話したいことでもあるのかなと思い快諾した。 今日はたまたまノー残業デーだったので、ミエ […]
11/1(月) またやってきてしまった。 全然待ち遠しく無い月曜日が。 ここ最近はすっかり冷え込んで秋はさっさと退散し冬が来てしまったような感覚だ。 通勤中に厚手のコートを着ている人を見るとなんだか服装で失敗してしまったような気分になる。 電車に乗り会社の最寄駅に着くとおーいと手を振っている姿が見えた。 「小野田センパーイ!おはようございます!」 「あら!ミエちゃんおはよう!」 訂正しよう、この月 […]
10/7 今日は日曜日。 明日からまた仕事だが、どこか出かけたい気持ちが抑えられず家を飛び出し鎌倉へ向かっている。 新宿から小田急線を使って藤沢で江ノ電に乗り換える。 小さい頃から江ノ電が好きで、学生時代に何か思い悩んだ時はよくこうやって江ノ電に乗ったもんだ。 今日はどんな旅をしよう。 神社仏閣巡りでもしようか、食べ歩きをしようか悩む。 江ノ電の乗り放題パスもあることだし両方してもいいか。 気持ち […]
10/6 今日は土曜日。 いつもの5時起床が体に染み付いて、今日も早起きしてしまった。 いつもなら二度寝するが今日はこのまま起きていようと思う。 リビングに行きテレビをつける。 ソファに座りボーッとしたいなあとも思ったが、 コーヒーが欲しいなと思い、先にコーヒーを淹れることにした。 コーヒーフィルターにコーヒーの粉を入れ、電気ケトルでお湯を沸かしコーヒーを淹れる。 今日はゆっくり時間が流れる。 コ […]
10/5 今日は金曜日。 今週は散々だった。 計画停電があったり永田の意味のわからない曜日トークがあったり、 月曜日から永田に振り回されたり、人身事故のせいで在宅勤務になったり。 電車に揺られながら一週間を走馬灯のように振り返る。 今日は花金だからレイトショーで映画でも見ようかなんて仕事終わりの楽しみを考えるこの時間が幸せだったりする。 いつものように会社の最寄り駅に着くとハイテンションの永田が挨 […]
10月4日 昨日はえらい目にあったな、今日はもうないだろうと思っているのだが一昨日と昨日何かあったから疑心暗鬼になってしまう。 いつも通りいつも通りと心がけ、朝の支度をする。 今日は駅に問い合わせまでして電車の運行も確認したし、 ミエちゃんに返す容器とそのお礼も忘れずに持ったし、 いつもより少し早めだけど準備は整ったし。 「今日は何も起こらんでくれよ」 と、全身鏡を見ながら身だしなみをチェックする […]
槍が降る。 苦しみが駆け抜け、眠ることもかなわない。 しかし夜になれば苦しみは治まった。 神は月に打たせることはないという。 しばし眠り、新しい朝が来る。 これは神の訓練と、耐え忍ぶうちに世界が輝き始める。 これが俺の人生。 耐え忍び、立ち上がり、喜ぶ。 神を避けどころとすれば怖いものはない。 ____________________________ 青年は雄々しく語ったが、 顔は疲れている。 慢 […]